漫画の素材として、「下町の工場の具体的な問題を工夫で解決する。」
というものが成り立つのだろうか?

この作者はそれに挑戦している。
内容は、旋盤、ねじなどの工業高校で習うような話ばかり、
主人公が若い女の子である、という以外は読者をひきつけるものは見受けられない?
本当か?いや、そうではない。問題点を創意工夫で解決していくこと自体がこの漫画の見所となっている。当然このような漫画を描くにはそれなりの知識が必要であり、作者の実家が工場であったことがそれを可能にしている。

うん、すばらしい。どのような題材でも漫画になりうるということを証明した意味でも、。
また、暗い話題しかなさそうな下町の工場に光を当てるという意味でもこの作者の行ったことは驚嘆に値する。

内容は、機械工作をよく知らない自分にもわかるよう。丁寧な説明が入っている。(図解入り、漫画の表現力の発揮どころか?)

この漫画を評価できない人は日本に住むべからず。とまで言いたくなります。

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