この人の漫画は本当に面白い。
笑える面白さである。
今の漫画界で、(大人が)笑える作品を描ける作者は貴重。

道士郎はアメリカで本物の日本人として育てられた帰国子女
日本の侍に憧れ、武士たるべく成長した。

その際、周りに現在の日本人のあり方を教えてくれる人が
いなかったため、気がつくと、
考え方から、髪形(ちょんまげ)、格好(着物)まで
日本人の誰よりも武士らしいやつになっていた。

きわめて個性的ないでたちの道士郎は、日本に来て
周りの人々に注意されても、自分のスタイルを曲げようとしない。

この道士郎と、道士郎になぜか、「殿」扱いされることになった
一般人、健助たちの日常のお話。

一般的な物語の進み方として、
・事件(出来事)が起こる。
・主人公(またはその知り合い)が困る。
・何らかの方法で解決。
の順で進むことがおおいのだが、
この作者のばあい、「何らかの方法」の部分の奇抜さがすばらしい。
(ただし、暴力で解決というケースもあり、そのケースは除く)
かなりひねくれた考え方の持ち主といえよう。

また、台詞回しも秀逸。
道士郎と言葉を交わしているうちに、なぜか
のっぴきならない窮地に追い込まれることになる健助。
キーワードは「武士」

機会があったらこのようなせりふを吐いてみたい。と思わせるくらい、気の利いたものが多い。

登場人物の心の中のせりふも、おもしろい。

この作者の漫画は、この作品以外もお勧め。

なんで打ち切るかな、少年サンデー。

コメント

ごじら
ごじら
2006年2月24日2:28

君、生活に余裕がありそうやね。
進行中のプロジェクトが忙しいのに、二月に入って前に納めたサイトから、(半年とか一年とか問題なく動いていたのに)トラブル報告が続発。
契約内容も確認せずに、使ってもいない機能についてクレームを入れてくる理不尽な客と使えない営業が、足を引っ張る。
がっくしorz

ショッカー戦闘員
ショッカー戦闘員
2006年2月24日7:50

時間、心ともに余裕がでてきたよ。
さすがにオリンピックの中継を見るほどではないが。

ごじら
ごじら
2006年2月25日21:10

妬ましやぁ〜〜〜〜ってか?
今日はクレーム能力向上研修を受けてきたよ。

ショッカー戦闘員
ショッカー戦闘員
2006年2月26日15:38

やな研修だな。
気違いのようは客は確かにいる。
どうしようもないね。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索