民主党の永田議員はなにやら窮地に追い込まれている模様。

自民党が去年の選挙で堀江容疑者を自民党の公認候補もどきにして
選挙応援していた件に対して武部幹事長その他に
「責任を取るべきだ」との論調で攻め立てていた。

私個人としては、当時、堀江容疑者が犯罪を犯している可能性が
見えていなかったことに対して自民党が責任を取る必要が本当にあるのか?
という気もする。

現に、自民党の連中は「反省すべきは反省する。」という言葉だけで
反省せずにお茶を濁すつもりのようだ。

しかし、民主党としては大いに攻めたかったところであろう。
岡田代表(当時)が堀江容疑者と面会し、
「民主党から候補として出せる人ではない。」

と判断した経緯(今からみればファインプレー)もあり、
「風聞に惑わされず、物事を正しく判断することのできる政党」
をアピールする絶好の機会であったであろうから。

そのほかにも自民党は
・欠陥マンション問題業者の政治家との癒着
・防衛庁の談合
などもあり、
民主党としてみれば強気一辺倒の攻めでよし、というところだったろう。

しかし、攻め急いだあまりに裏をしっかり取らなかったのは失敗だったね。

最近、横山光輝の三国志を読み直しているのだが、
・孔明の軍が負けたふりをして、一時的に撤退
・勝ったと勘違いした敵が深追い
・危険な箇所に誘い込まれたところで伏兵登場「ジャ、ジャーン」「なにっ」
というパターンを思い出す。

まあ、追及した疑惑を立証できなかったからといって
あそこまで非難される必要もなかろうと思う。
疑惑をかけられている議員のほうがよっぽど悪党だろ
問題をごまかすなよ。

それ以外にも深追いしすぎの記憶
・JR西日本の脱線事故の記者会見で必要以上に罵声を浴びせた記者
読売新聞の記者でしたが、読売新聞はお詫び記事を掲載する羽目になりました。
深追いしすぎです。

http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200505media/02.html

あと、「もう寝ることができない」とわめいていたマンション住人
も同様。

・雪印の食中毒事件のとき、会見を中途半端に切り上げ退場する社長に
マスコミが殺到したところで、社長が「寝ていないんだ。」といったときの
マスコミのせりふ。
「そんなの私たちだって寝ていない!」(強気)

まあ、確かに社長は眠ることを許されんかも知れんが、
マスコミの連中は寝てろよ、勝手に。
お前らマスコミが寝ているか寝ていないかなんて聞きたくもない。
何でえらそうに突っ込むのか?

ひょっとして社長を言い負かしたつもりなのか?

しかもあの一幕を録画し、ニュースで放映する際に、
あえてマスコミ側の「私たちだって寝ていない」をカットせずに流す傲慢さ。

テープを編集する側の人間にも同じ意識(われわれは社会の不正を
追求するために夜も寝ていない)があることが見え隠れする。

何を勘違いしているんだろうと思った。
広告を取るために、載せるべき記事を握りつぶしたりしているくせに。
個人的にはあれも(私に反感を与えたという点で)深追いしすぎである。

コメント

ごじら
ごじら
2006年2月25日21:07

そうだね。
君に反感を与えてしまったままでは、永田君も辞職以外の選択は厳しいだろうね。
彼も軽はずみだったと思うが、調子に載ったと反省しているだろうから、赦して上げ給えよ。

ごじら
ごじら
2006年2月27日4:15

なんとなく、辞職の線が薄くなっているみたいだけど赦してやったの?
http://www.asahi.com/politics/update/0226/004.html?ref=rss

ショッカー戦闘員
ショッカー戦闘員
2006年2月27日7:54

わしは、「永田議員が辞職すべき」と書いたつもりはないが、
永田議員に反感を感じた覚えもないし。
単に、深追いのしすぎだなあ、と感じただけ。

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