07月03日付 朝日新聞の報道「久間防衛相辞任「参院選への影響も懸念して決めた」」へのコメント:

久間防衛相が辞任したそうな。
理由は「長崎に原爆が落ちたのはしょうがない」
と発言したからだそう。

世間的には
「原爆がしょうがないなんて、許せない」なんだろうな。

自民党では
「選挙を前にして失言するとは、足引っ張るな、やめろ」
自民党の中では、「原爆云々」ではなく選挙の方が大事
これはこれで、問題あり。
発言に怒っていた人たちは、それに対してさらに怒るべき。

マスゴミは
「言葉狩り成功ニダ、今後もマスコミの力を知らしめるニダ」

どうして「思っていても絶対に口にしてはいけない言葉」を
言ってしまうのだろう。不思議なもんだ。

というわけで、以下愚考
■軍隊の必要性について
「原爆しょうがない」発言が許せないのはわかる。
しかし、いつまでも「平和、第9条」とお題目のように唱えていれば
平和が維持できると考えるのは、非常に危険であるのも事実。

現実的に考えて、国際社会で発言力を持つためには、
やはり、ある程度武力を背景にせざるをえない。
(現に日本は国力のわりに軽んじられている)

今日本がアメリカの後ろ盾を失った場合、
日本の主張を聞き入れてくれる国はどれほどあるだろう。

■現在のアメリカについて
俺が購読しているメールマガジン(世界情勢を読み解く)の人は
アメリカは一国支配主義をすて、多極主義に移行しようとしている。
と前々から指摘している。

田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/

アメリカがイラクで「わざとか?」と思えるほどの失態を繰り返しているのも
北朝鮮に(今までのアメリカではありえないほどの)甘い顔をし、
アジアの取りまとめを中国にゆだねようとするのも
すべて多極主義の一環だそうな。

ようするにアメリカは、力で世界を支配するのが無理になってきており
もう世界の揉め事に首をいちいち突っ込みたくない。
地域ごとにグループを作り、内部で起きた問題はグループ内で
解決しておくれ、ということらしい。

■中国について
日本とアメリカの政治的距離は離れつつあり
逆に近場にある中国の国力が日に日に増大しているのは
紛れもない事実である。

日本はアメリカ追従を希望するが、
アメリカとしては日本を切り捨てる気が満々であり。
いやもおうもなく、一番近い国として中国を捉える日が来るだろう。
(韓国は無視する)

そのとき、日本はアメリカの後ろ盾もなしに、第9条の精神で
中国、韓国(北朝鮮)と五分に渡り合えるのだろうか?

■再び軍隊について
自分が兵隊になりたいかというと、明らかにNOなわけだが
それでも、これらの状況を無視するわけにはいかず、
そう遠くない将来をターゲットに、日本は軍隊を持たざるを得ないと予想する。

よって、日本が緩やかな速度で軍隊を正式に持つようになること自体は
やむを得ぬことと考えている。
国民の間ではそれほどの意識はなくとも、政治家の間では少しずつ
この考え方で話が進んでいるように思われる。
(憲法改正はその一番わかりやすい例)

■久間
で、話がもどるのだが
日本という国自体が少しずつ軍国化するにあたり、
ほうっておいても出世する人々が、軍人である。
特に有能でなくとも、何をなしたわけでもなく、出世するわけである。
その代表が久間であると考えている。

アメリカが自分の都合で勝手にやっている
日本での軍備縮小を、自分の手柄のように
報告している久間を見たときに、
「ああ、このあほが出世する波にのったな」
と受け取ったのを覚えている。

(ここ数年の景気のよさを自分の力量と
勘違いする、どこかの社長見たいなもんだ)

おれの考えとしては
日本が緩やかに軍備を持つのは仕方ないにしても、
きゅうまあたりに出世されてはかなわんなあ。だった

で、今回この人が失言で辞任することに対して
世間一般の人とは違う理由で胸をなでおろしている、というわけだ。
この一言を言いたいために、やたら長い文章を書いてしまった。
今は反省している。

まあ、おれは一応ショッカーという建前なので
世界情勢にはうるさいんだよ。
(世界征服をたくらんでいる)

コメント

ごじら
ごじら
2007年7月8日13:48

かばんは、生き馬の目を抜く街の実験に使ってくれ給へ。
詳細は近日、日記に書いとくよ

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索