日本とよく似ているが異なる世界の話
そこでは寿命以外で人が死ぬことはない。死んでも即生き返る。体をバラバラにしても生き返る。
復活した後は体調が全開に戻る。なので病気を治すための研究などはほとんどなく、病気になったら手っ取り早く自殺する。病院などはない。
そんな世界でのお話。

その世界で寿命を待たずに死ぬ(死んでも復活しない)という不思議な病(現象)が流行る。
その病をはやらせようとする犯罪者とそれを取り締まる刑事のお話。

あまりにも大事な部分がこの世界とかけ離れているため
刑事が犯人を捕まえる際の作戦などもいろいろと違ってくる。

刑事視点
・銃を発砲することに躊躇がない
・一般市民の安全考慮は不要(怪我してもぶっ殺せば復活)

犯人視点
・追ってくる刑事を殺しては行けない、復活して追いかけてくる。
 動けない程度に怪我させるのがベスト
・ただし刑事側も動けなくなっている同僚を即射殺して復活させる
 このイタチごっこになる。
・よって追ってくるやつ全員を行動不能にするか巻いて逃げ切るしかない。

この辺を踏まえて読んでみると、なるほど作者はいろいろと考えて登場人物に行動させているなあというのがわかる。

メタ視点で見てもかなり無理のある設定であることから、「そんな設定ならそういう進化しないだろ」
というツッコミしたくなる部分も多いがそれも伏線らしい。

いろいろと謎が解ける6巻のインパクトがすごい。

不死の稜線という別作品で続きを書いている模様。

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