でろでろの作者の自伝
最近ではハイスコアガールの作者と説明したほうが通りが良い。

この作者からはなんというか強い「ダメ人間」臭がする。(失礼だが)
勉強などができるということはなくかと言ってスポーツが得意というわけでもなく
学校では当然のごとく劣等生で
ゲームなどをして子供時代を過ごしたのであろうことは彼の作品からよく分かる。
彼のような少年時代を過ごした人は大抵の場合底辺労働者となるのだが
彼の場合漫画家という道で一発逆転に成功したため事なきを得ている。

そんな彼がまだ売れない漫画家として四苦八苦していた頃の自伝となる。
連載漫画のネームができないつらさ、人気が出ないつらさ。底辺アルバイトでパワハラに苦しみながら働いたことや心霊体験。同じ漫画家を目指す友人の敗北。凄まじい暴力教師の思い出。気晴らしは友人との散歩やサイクリングというから金が無いことは明白だ。
読んでいて非常に辛い物がある。

そんな彼の現状に苦しむ様がよく伝わってくる。
確実に言えることは、凄みを感じること。
どんよりした気分に浸りたいときにおすすめな作品。

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